このページでは、劇団としてのこだわりについて記していきます。

朗読ライブという呼称へのこだわり

ライブというと個人的にはジャズライブなんです。もしかするとジャズというジャンルの音楽にお堅いイメージがある方もいらっしゃるかも知れません。しかしその実態は真逆です。お客さんは酒を呑みに来てるし、何ならミュージシャンもベロンベロンになってます。楽器で冗談をいうというのはちょっと伝わりにくいかも知れませんが、演奏中に演者も観客もゲラゲラ笑ったりします。
ジャズ以外の音楽でも言えると思いますが、演る側と観る側が一体となって音楽が完成するという体験は多くの方がされていると思います。本当に生き物なんだよなと思える瞬間です。
そういうものを朗読で出来たら、さぞかし素敵だろうなと思うんです。だから、朗読ライブなんです。

公演時間90分というこだわり

「それがどうした?」という意見があるかも知れません。しかし思い返してみて下さい。朗読という手法でこの公演時間を実現しているところは多くはないのではないでしょうか?
いや、90分という時間だけで言えば珍しくはないです。しかしその内訳はどうでしょう?オムニバス形式になったりしてませんか?
良く聞くのは15分から30分の話を何話か演るというスタイルです。これは裏返せば、30分区切りの3話だったり15分区切りの6話だったりします。そういう形ではないとしても、公演時間自体が60分だというところも多いです。
当劇団は基本的に一つの話で90分というスタイルをずっと貫き通しております。
今はずっと長い作品が増えましたが、映画は90分でドラマは45分が基準だと考えます。「聴く映画」「聴くドラマ」を掲げている以上、そこは譲れない部分です。

ストーリーへのこだわり

朗読というと昔話や読み聞かせをイメージし勝ちだと思います。しかし当劇団はそういった形態とは無縁です。
会場として長らくお世話になっている江古田 Cafe Flying Tea Potさんは喫茶店業態のお店です。美味しいコーヒーやお酒も提供されてます。つまりは大人が楽しむ空間であり、そこでお届けする作品もまた大人が楽しめるものです。
時にはカーチェイスがあったり、また時には銃撃戦があったり、また時にはお色気要素があったりと、「それ朗読で演るの?」と言われそうなシーンが満載です。
また単発ものばかりではなく、複雑な節線を含んだシリーズものもあります。
ジャンル的にもSF作品やアクションものがある反面、純愛ものや社会的なものもあります。Vシネマ風味だったり昼ドラ風味だったり、あるいは海外ドラマ風味な作品もあります。また一部作品にはスターシステムを採りれているものもあります。

台詞へのこだわり

言葉は生き物です。時代によって大きく変わっていきます。
昭和と平成は違いますし、昭和だけでも戦前・戦中・戦後・高度経済成長期・バブル期と全く違います。そして当然ながら、男性と女性も違います。そういったところは、極力そのニュアンスを感じられるような言葉をチョイスしています。
別の時代を演じる時、いつも役者に伝えている事があります。それはその時代を描いている映像作品を観るのではなく、その時代に制作されたものを観るようにと。

音へのこだわり

当劇団が意識しているのは常に映像作品です。それも人が動き演じているものです。
日本映画では1931年(昭和6年)の松竹蒲田作品「マダムと女房」が初の本格的トーキー映画だったと言います。実に90年も前から、日本映画界では音にこだわり続けている事になります。
朗読ライブと銘打っている以上、音にこだわるのは義務だと考えてます。
当劇団の場合、BGMとSEに関しては5500ものライブラリーを保有しています。中にはハリウッドへ音を納品している業者によって制作されているものもあります。それらを駆使して、90分の中で音のIN/OUTのタイミングを平均して約150回も設けています。
それだけではなく、電話のシーンや回想シーンなどリアルタイムにエフェクトを入れています。
そこは是非とも会場で体験して頂きたいところですが、アーカイブ配信でもお楽しみ頂けます。